ライフスタイルが変わったり、賃貸の家では収納等が手狭になったり、家を建てたいと思うタイミングはいろいろあると思います。
もちろん家を建てると一口に言っても、注文住宅や建売など様々ですし、ほかにも分譲マンションや中古住宅の購入、リノベーションなど選択肢は多岐にわたります。
私の場合は田舎町のため、そもそもの選択肢が少なかった(分譲マンションなどが少ない)のですが、それでもどの選択肢を選んでも高額なお金がかかります。
私の場合も土地探し、建築会社決め、住宅ローン審査などどこから手を付けていいのかわからず右往左往していました。
結局はプリペイドカード欲しさにつられてタマホームに決まったのですが、今でもその選択が良かったのか考える時があります。
一生に一度の大きな買い物、できるだけ後悔はしたくないですよね。
それでは、注文住宅を建てる場合どういうアプローチがあったのかいまさらながら調べてみました。
住宅情報誌を買う
まず注文住宅を建てようと考えたときにとる最初の行動の一つに住宅情報誌を購入することを思いつく人もいるのではないでしょうか。
ネットが発達したとはいえ、色々な写真が載った書籍は建てたい家をイメージさせてくれる方法の一つだと思います。
実は私も新築実例集を3冊購入しました。
ただ私はその本をうまく活用できませんでした。
新築実例集は都道府県やエリアごとに販売されていて、新築実例集の写真も豊富でたくさんの家や施主のこだわりを読むことができます。
自分は読むだけで満足してしまったところがあります。
家づくりを検討している人のために、どこから手を付けたらいいのか時系列で載っていたりと、
しっかりと勉強するつもりで読めばかなり有益な情報が載っています。
あまり文章を読むのが得意ではないのでパラパラと読み飛ばしてしまいましたが、家づくりを考え始めたばかりの人でも十分役立つと思います。
実例集によっては建築会社が得意な価格帯や、新築実例も「1500万~2000万で建てた家」というように価格帯を表記して載せてあるものもあり、自分の予算に合いそうな建築会社や家のイメージを持つことができます。
さらには、この実例集の一番の長所は、乗っている建築会社に対して資料請求ができるハガキ(中にはネットでできるようになっているものもあります)がついていることだと思います。
新築実例を見て、自分がイメージする家と予算に近い建築会社を何社か見繕い、資料請求してさらにイメージを膨らませて、よさそうな会社を実際に訪問するといった流れが活用方法ではないかと思います。
何よりも写真も充実した集めの情報誌でありながら価格が安いことがうれしいですね。
おそらく載っている建築会社から広告料が出ているのでこの嬉しい価格が実現しているのではないでしょうか。
こちらはCMでも流れているSUUMO(リクルート)発行の新築実例集です。
「1500万円~2000万円で建てた家」といった価格帯表記付きで実例集が載っており、予算内での比較がしやすく、はがきも一通一通会社ごとに書かなくても資料請求ができる「まとめて資料請求」ができ、さらにはネットでのまとめて資料請求もできます。
こちらもリクルート発行の新築実例集です。
上記と違い、価格帯の表記はあまりありませんがこちらの強みはダイワハウス、住友林業、ミサワホーム、タマホームなどの大手ハウスメーカーの実例集も載っており、まとめて資料請求ができる点にあると思います。
ほかにも都道府県ごとになっており、より地元の工務店にフォーカスされた実例集もあり、自分が候補に入れている建築会社の種類によって決めるといいと思います。
このように住宅情報誌は家を建てたいと思った時に使うツールとして、使いようによっては悪くない選択肢だと思います。
ただ一つ注意点として、掲載されている新築実例を完全に鵜呑みにしてはいけないと思います。
注文住宅は、家が建っている土地や施主の経済状況によって大きく変わってきます。
写真を見てこれいいなとか、この建築会社なら自分の予算内でもできそうだなと思ったところに、まずは資料請求することが大事だと思います。
住宅展示場、モデルハウス、完成見学会等を訪問
私の場合は完成見学会を2社、モデルハウスを1社訪問しました。
実際に建築会社が建てた家を見ることができイメージを膨らませることができますが、イメージに合わなかった場合、1件1件に時間がかかるため、その時間が徒労に終わる可能性もあります。
訪問する場合は、ある程度その会社のことを調べて、いいなと思った会社にすることをおススメします。
住宅展示場、モデルハウス、完成見学会とあわせて記載していますが、それぞれ若干の違いがあります。
住宅展示場
住宅展示場は広い敷地にいくつかのハウスメーカー、工務店が建てたモデルハウスが並んでおり、その中から希望する家や設備を見ながら営業さんの話を聞くことができます。
住宅展示場を訪問するメリットとしては、
- 一度に複数のハウスメーカー、工務店の家を見たり、営業さんの話を聞くことができる
- イベントやキャンペーンが開催されていることがある
- 間取りの参考にできる
等があげられると思います。
反対にデメリットとしては、
- 見学に時間がかかる(だいたい1件あたり1時間ほどかかるようです)ため希望する全ての家を回れないこともある
- 現実とのギャップがある
特に現実とのギャップについては、住宅展示場は基本的には一度に複数のお客さんが見学できるよう、大きめな家を建ててある場合があります。
そのため、実際に建てることができる家の広さとのギャップがあることがあります。
また、訪問したお客さんに好印象を持たれてナンボの世界なので、標準仕様ではなくハイグレードな設備や建材をふんだんに使用された華美な家の場合があります。
そのため、見学した家を鵜呑みにしすぎてしまうと、予算の関係上で実際に建てることができる家とのギャップを感じる危険性があるようです。
ただ実物に触れることができる機会は貴重なので、デメリットをしっかりと認識して心構えをしていればいい時間になるのではないかと思います。
また、当然ですが住宅展示場にはすべての住宅メーカーの家があるわけではありません。
自分の住む地域の周辺にどんな住宅展示場があるのかわからない。
自分の条件に合った住宅メーカーのモデルハウスがある住宅展示場ってどこだろう?
といった疑問に答えてくれるのが、「持ち家計画」です。
全国100社以上のハウスメーカー・工務店に一括で展示場来場申込が出来るサイト【持ち家計画】予算やこだわりポイントなどを入力することで、その条件に沿った建築会社をピックアップして、その会社の展示場や資料請求ができるようです。
予算や土地の有無、希望の建築エリアだけでなく、断熱性能などのこだわりたいポイントも条件に含めることができるので、どんな会社が自分に合っているのかどうかわからない方にも強い味方になるのではないかと思います。
最短5分で無料で申し込みができるようなので、一度試してみるのもいいのではないでしょうか。
モデルハウス
モデルハウスとは販売促進やPRのために、住宅展示場などに住宅メーカーが建てた住宅のことを言います。
分譲地内に建てた住宅の1つをモデルハウスとして公開することもあります。
こちらもほとんど住宅展示場と同じようなものですが、住宅展示場と異なり1社だけの住宅が土地内に建っていることが多いかと思います。
モデルハウスを訪問するメリットとしては、
- 実物に触れ、営業さんの話を聞くことができる
- 間取りの参考にできる
- 住宅展示場に比べて標準仕様に近い家であることが多い
- 中にはモデルハウスの払い下げを行っていることもあり、通常よりも安い価格で購入できることがある
モデルハウスは分譲地内に建てられることもあり、ある程度の期間公開した後に通常よりも安い価格で購入することができる場合もあります。
むしろ売却を前提としてモデルハウスを建てる場合もあるようなので、家を見て気に入ったら営業さんに聞いてみるのもアリかもしれません。
デメリットしては、
- 住宅展示場と違い1つの会社の1つの住宅であることが多く、複数の会社を見たい場合は時間がかかる
等があげられると思います。
モデルハウスはやはりある程度購入のことも考えていくものなのかもしれませんが、もちろんすべてが売却されるもではありませんし、人気物件は先着順、抽選となる可能性もあるようです。
私が行った完成見学会も購入ができないという部分以外は、モデルハウスに近いと思います。
住宅展示場も、モデルハウスも、完成見学会も家を見ることができるというメリットがありますが、注文住宅を建てたいと思っている人にとっては、参考にならない点もあるかと思います。
というのも、私もそうでしたが建った後の家を見ても家を建てる過程をイメージするのが難しいため、
「家づくりってどこから手を付けたらいいんだろう?」
と考えている人には必ずしも参考になるものではありません。
そのため、営業さんに直接建てる過程の話を聞くことが大事なのですが、ここでも一つ問題があります。
営業さんと話をするという事は必要以上に営業をかけられて、流されるまま契約してしまう恐れもあります。
特に勉強も始めていない事前知識ゼロのお客さんは百戦錬磨の営業さんにとってカモになる可能性もあります。
そのため、実際に営業さんに直接会う前にある程度知識を身に着けて、聞きたい点を整理する必要があると思います。
ネットで一括資料請求
正直私はこの方法を知らず、完成見学会やモデルハウスに事前知識ゼロの状態で突入し、ブログに書いたようにタマホームの営業さんに流されて契約しました。
とはいえ、私はタマホームの営業さんに悪印象はありませんし、反対にこの人でよかったと思っています。
ただ必ずしも相性のいい営業さんに出会えるとは限らないため、やはりいきなり完成見学会やモデルハウス、住宅展示場に突撃するのはリスクも伴うものかもしれません。
そこで、巷にはネットで自分の条件、予算等に合った会社を提案してもらえて、しかも資料請求までできるサイトがあるようで、こちらである程度事前知識を付けることは大事なのかなと思います。
たとえば、上記でもご紹介した「持ち家計画」というサイトでは簡単3分の入力で、資料・見学の申し込みも無料でできるようです。
私も試しに使ってみたのですが、
本当に簡単でした。
このように自分に合った予算や条件をチェックするだけで、
あっという間に条件に合いそうな住宅メーカーをピックアップしてくれます。
あとはどの会社に資料請求するか選んで、氏名等を入力するだけで資料請求や相談見学予約ができます。
残念ながらタマホームは対応していなかったのですが、
このように大手ハウスメーカーをはじめ100社以上の会社に対応しているため、条件に合う住宅メーカーがきっと見つかるかもしれません。
無料で申し込みができるので、どんな住宅メーカーがあるのかとりあえず知りたいという方も気軽に申し込みしてみてはいかがでしょうか。
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