大変だった打ち合わせ期間を経て夢のマイホームが完成!
いよいよ新居に引っ越し!新しい家に引っ越すのが楽しみ!
でも同時に、こうした不安も感じていませんか?
- 「引越し費用ってどのくらいかかるの?」
- 「信頼できる業者ってどう見つけるの?」
- 「これからお金もかかるし、できるだけ安くしたい……」
私自身、注文住宅を建てて引っ越した経験があります。私は、大手業者に相見積もりを取りましたが、最終的に「中小業者にすればよかった」と感じたこともありました。
この記事では、同じような境遇の方が“後悔しない引越し”を実現するために必要な情報を、実体験とFP目線で徹底的に解説します。
- 引越し料金をできるだけ安くする方法5選
- 中小の引越し業者よりも大手引越し業者のほうが料金が高くなる理由
- 中小の引越し業者でも安心して引越しを頼める理由
- 安心できる引越し業者を探す方法
引越し料金をできるだけ安くする方法5選

複数社から相見積もりを取る!相見積もり=金額交渉の鍵
まず大前提として引越し業者を選ぶ際は必ず相見積もりを取ってください。それもできるだけ2社ではなく3社から見積もりを取るようにしてください。
特に大手引越し業者に言えるのですが、最初の見積もりでは高めの料金をふっかけてくる傾向にあります。
「大手だから良心的に安くしてくれるはず」なんて正直幻想だと言えます。
引越しは、荷物量や移動距離などによって金額が変わってきます。そのため、何回も引越しを経験した人以外は相場の料金を分からない人が多く、業者も初回の見積もりで契約できれば儲けものという考えで相場よりも高い金額を提示してきます。
その証拠に、ほかの引越し業者からも見積もりを取る予定であることを伝えると、値引きを行った見積もりが出てきます。
私も、大手引越し業者に訪問見積もりをお願いした際に、最初の見積額が15万円だったのですが、こんなやり取りがありました。

引越し業者
このあとほかの引越し業者さんから見積もりを取られる予定はありますか?

そうですね。相場が分からないので、あと2社訪問見積もりの予約をしています。

引越し業者
分かりました。タマガワ様のために少しお安くできないか上司にかけあってみます!
と言って、なぜか唐突に会社の上司に電話をかけだしました。

引越し業者
もしもし、今、タマガワ様のお宅に来ているんですけれども、お荷物がこのくらいで見積額が15万円なんです。
タマガワ様は、私にとってすごく大切なお客様で、なんとかならないでしょうか……
急に目の前で電話をかけられて、訳が分からず呆然としている私をよそに、おそらく電話先の上司に必死にお願いをされて、

引越し業者
タマガワ様!何とか上司の決裁がおりまして、今日ここで決めていただけるのであれば、何とか10万円までお値引きできます!
と、唐突に見積額が3割以上も安くなりました。ただし、見積もりの予約をしている2社を断ってこの場で契約すると、という条件付きです。
自分のために、上司に頑張って交渉してくれてありがたいな、ここで断ってしまったら申し訳ないな、今日を逃したら5万円引きがなくなってしまうのか……
と、かなり心が揺れました。
それでも、私は引越しの経験が少なかったということと、本命の業者が別のところだったということもあり、その場で即決はせず、次の大手引越し業者から見積もりを取ることにしました。
すると、驚いたことに次の大手引越し業者も、私の目の前で電話をかけて上司にお願いをされて、最初に提示された見積もりが、すぐにその場で安くなるという出来事が起こりました。
ここまでなら、この引越し業者も顧客のために頑張ってくれているんだなあと思えたのかもしれませんが、なんと3社目の大手引越し業者も全く同じ上司へのお願い電話を始めたのです。
ここまでくると、目の前で繰り広げられる芝居に笑いをこらえるのに必死でした。
後になって調べてみると、このような茶番劇は全国各地で繰り広げられているようで、多くの業者でマニュアル化しているのだと思います。
中にはこの迫真の演技に騙されて、ほかに頼んでいた見積もりを断って相見積もりをせずに契約してしまった人も多くいるようです。
このように初回に出される見積もりは、基本的に下げることを前提として作成されており、1社のみの見積もりで業者を決定してしまうのは損してしまう危険性が高いと言えます。

ちなみに私は3社見積もりを取ることで、最初に提示された見積もり額15万円が5万円まで安くなりました。
引越し繁忙期を避ける、作業の時間帯を指定しない
引越し繁忙期とされるゴールデンウイーク、年末、3~4月の時期の引越しは料金の相場が跳ね上がるため避けましょう。
特に3月は相場が2~3倍になってしまうので注意が必要です。
とはいえ、家の引き渡し時期や転勤などの事情もあるでしょうから難しいところです。
引っ越し前後は仕事をしながら、荷造りをしたり、住所異動の手続きをしたりなどバタバタすることが多く、相見積もりを取る時間がなくなり、よりボラれやすいので引越しは余裕をもってスケジュールをたてましょう。
可能であれば、注文住宅の打ち合わせ初期段階で、ある程度引越し時期のことも見越してスケジュールを建ててもらうこともアリだと思います。
どうしても引越し時期を変更することが難しいのであれば、業者の手が比較的空いている時間帯に作業をしてもらうなど、時間帯を指定しないことである程度費用を抑えることができます。
同じ量の荷物を同じ場所に運ぶ場合でも、10万円以上の違いが出てきますので検討する価値はあると思います。
できるだけ自分で荷造りをする、不用品は自分で処分する

引越し業者の作業量を減らすことで、その分人件費を抑えることが出来るため、引越し料金を安くすることができます。
不用品についても引き取ってもらうとその分費用が高くなります。お住まいの自治体のごみ処理センターなどに自分で持ち込むことで、かなり金額を抑えることができます。
ただ、私も何度も荷造りをしたのですが、生活をしながら片付けるというのはかなり大変な作業になります。
不用品の処分も軽トラックやミニバンなど一度に多く物を積める車がないとほぼ不可能です。
そのため、この部分については多少費用が高くなっても業者に頼んでしまうのもいいのかなと思います。
不用品の処分については、引越し業者ではなく、くらしのマーケットなどで頼むと安くなる場合もあるので検討してみるといいかもしれません。
一括見積もりサイトを利用する
3社から相見積もりを取ることを大前提としてお伝えしましたが、3社それぞれに電話して、日程調整し、訪問してもらって見積もりを取るとなるとそれなりの時間と労力がかかります。
住宅ローンや火災保険、太陽光発電の記事でも紹介しましたが、引越しについても一括見積もりサイトを活用することで、簡単に、無料で複数社から相見積もりを取ることができます。
住宅ローン、火災保険、太陽光発電の相見積もりは一括見積もりサイトがおすすめ!



引っ越し業者の条件を簡単に比較するなら、「引っ越し侍」の利用をおすすめします。
引っ越し侍は提携業者が300社以上ある、業界ナンバーワンの「引越し一括見積もりサービス」です。最大10社から見積もりを取り寄せることができます。
引っ越し侍を実際に利用して、見積もりを取り寄せた人の実績は、2025年4月現在で6492万件ということで、多くの人が安心して利用していることがうかがえます。

一括見積もりサービスを利用するうえで注意が必要な点として、どうしても見積もりを取り寄せた業者から我先にと電話がかかってくることがあります。
10社から見積もりを取ったら10社から電話がかかってくるので、ちょっと煩わしく感じるところはあるかもしれません。
ただ、一括見積もりサービスを利用しない場合は、自分から電話をかけるなどコンタクトを取る必要がありますので、
こちらから何度も電話をかける手間が省けるのと、多くの引越し業者の中からある程度条件のいい業者を絞り込める点から、便利な手段だと思います。
簡単、無料の引っ越し侍のご利用はこちらから↓
中小の引越し業者を検討する
引越し業者については、大手引越し業者は料金が高くなり、中小の引越し業者は安くなります。
ここでいう中小の引っ越し業者とは、テレビCMなどでよく見かけるような全国展開している大手業者以外の地域に根差した引越し業者や、くらしのマーケットやジモティなどでサービスを個人で提供している方のことを指します。
引っ越し荷物の中に高額なものが多い等の事情がなければ、簡単に引っ越し費用を抑えることができるおすすめの方法です。
それでは、なぜ大手引越し業者のほうが料金が高くなるのか、無名の引越し業者に頼んだら、よりぼったくられるのではないか、安くてもサービスの質が悪いのではないかという疑問にお答えしていきます。
中小の引越し業者を利用して引越し費用を節約しよう
引越し費用をできるだけ安くする方法として、核世帯の引越しや荷物の量が多くなかったり、引越し距離が遠くなかったりする場合には、中小または個人の引越し業者を利用することをおすすめします。
私は中小の引越し業者にお願いしたことがなかったのですが、実際に中小の引越し業者を利用した知人の話を聞くと、かなり格安で、それも満足のいく品質で引越しができたということで、そちらにすればよかったとかなり後悔しています。
なぜ大手引越し業者のほうが料金が高くなるのか
大手引越し業者のほうが料金が高くなってしまう要因は、広告料と人件費、事務所費用などがあります。
皆さんも大手引越し業者の広告をテレビCMやチラシなど様々な媒体で目にしたことがあると思います。この広告費用はかなり大きな金額になることがあります。
特にキー局でコマーシャルを流そうとすると、CMを作る製作費だけでなく放送局へ支払う放映費もかかり、数百万円~数千万円の費用がかかることになります。
また、全国展開している大手になると各地に事務所を設置する必要があり、そこには従業員がいますので、事務所費や人件費といった固定費も大きくなっていきます。

これは引っ越し業者に限らず、大手ハウスメーカーも同じような状況です。
大手は大量仕入れなどによるスケールメリットを活かせますが、大きいからこそかかるコストというものが存在するため、大手=割安ということにはなりません。
これらの費用をどこから出しているかというと、当然私たち顧客が支払う引越し料金から支払っていることになります。
私が見積もりをお願いした大手引越し業者もそうでしたが、基本的に最初に提示される見積もり金額はかなり割高な金額を提示され、その金額で払ってくれるのであれば儲けものといった金額になっています。
その証拠に、私がほかの業者からも見積もりを取ることを伝えると、最初に提示された金額よりも3割引きになり、予定しているほかの業者の見積り依頼を断って即決することを求めてきました。
これは初回の見積金額が相場よりもかなり割高になっていることをその業者も自覚しており、ほかの業者から見積もりを取られると安い金額になることを知っているからです。
だからこそ相見積もりが必要で、1社しか見積もりを取らないとぼったくられることになるのです。
大手以外の引越し業者でもサービス品質は大丈夫?
大手以外の無名の引越し業者ってサービスの質が大丈夫なの?と心配になる人も多いのではないでしょうか。
確かに大手引越し業者のほうがなんとなく安心できる気がするのも分かりますし、いきなり無名の引越し業者に頼むのはハードルが高いかもしれません。
ですが、安心して引越しを頼める中小の引越し業者も多く存在します。その理由としては、
- 以前大手の引越し業者で働いていた人
- 今も大手引越し業者の下請けをしている人
が経営していたり従業員として働いている場合が多いからです。
そのため、引越し作業の質は大手と変わらないどころか、大手よりも丁寧に作業をしてくれることもあります。

もちろんすべての業者が安心して引越しを頼めるというわけではなく、業者によって当たり外れはあるので、引越しを頼む際は口コミやレビューをチェックしておくといいでしょう。
安心できる大手以外の引越し業者を探す方法
大手以外の引越し業者といっても星の数ほど存在します。その中から、自分の大切な荷物を信頼して預けることができる引越し業者を探すのはとても大変です。
ここでは、簡単に信頼できる大手以外の引越し業者を探す方法2選を紹介します。
一括見積サイトを利用して比較する
既にご紹介しましたが、一番簡単で確実な方法は一括見積サイトを活用する方法です。
おすすめしている「引っ越し侍」では中小の引越し業者だけでなく、大手引越し業者も含めて簡単に見積もりを取り寄せることができるので、
「引っ越し費用はできるだけ抑えたいけれど大手以外はやっぱり不安……」
という人も、大手引越し業者からまとめて見積もりを取れるのでおすすめです。290社以上の中から最大10社まで無料一括見積もりができます。
引っ越し侍はPマークを取得済、東証一部上場企業のグループ会社の 「株式会社エイチーム引越し侍」が運営しており、安心して利用できるところも強みです。
↓大手以外の引越し業者も無料で簡単見積もり!
くらしのマーケットなどのサービス掲載サイトを利用する
個人でされていたり、より地域に根差した引越し業者を探すのであればくらしのマーケットやジモティなどのサービス掲載サイトを活用することもおすすめです。
個人的にはくらしのマーケットが使いやすいかなと思います。

現住所や引っ越し先、引越し希望日などを入力して、

運ぶ荷物の量を入力すると簡単に結果が表示されます。
顔写真や口コミも見えるようになっていますし、何よりも格安です。
品質についても個人に頼むのは……と敬遠されがちですが、前述の通り以前大手引越し業者に勤めていたり、今も大手引越し業者の下請けをしている人が多いため、口コミをしっかりとチェックすれば作業の質については大きく変わりません。
細かい部分では、補償や保険などの部分が大手とは異なってきますが、荷物の量が多くなかったり高額な荷物がないようであれば、それほど支障はないと思います。
口コミをしっかりとチェックすし、信頼して荷物を頼めそうな人を探すことで、格安でかつ高い品質で引越しをすることができます。

不用品回収もくらしのマーケットで探すことができます。不用品を運ぶ大きな車がなかったり作業を手伝ってくれる人がいない場合は活用してみましょう!
引越しを安くするためにはまずは相見積もり!
引越し料金を安くする方法は以下の5つがあります。
- 複数社から相見積もりを取る
- 引越し繁忙期を避ける、作業の時間帯を指定しない
- できるだけ自分で荷造りをする、不用品は自分で処分する
- 一括見積もりサイトを利用する
- 中小の引越し業者を検討する
この5つの中で一番重要で、大前提なのは相見積もりを取ることです。
1社しか見積もりを取らずに即決してしまうと、引越し料金を安くどころか逆に相場よりも高い金額を支払わなければいけないことになりかねません。
基本的に最初に提示される見積金額は、相場よりもかなり高い金額だと心がけておきましょう。大手だからといって、完全に信用してしまうのはNGです。
大手引越し業者に頼む場合であっても、必ず3社以上から見積もりを取りましょう。

もしも本命の引越し業者があるのであれば、一番最後に見積もりを取ることをおすすめします。
本命の業者の前に複数の業者から見積もりを取ることで、ある程度の相場というものが見えてきますし、スムーズに金額の交渉をすることができます。
見積もりを取ると、多くの業者が「この場で決めてくれたらこの金額にしますよ!」と言って、ほかの業者への見積もり依頼を断るように促してきます。
高い確率で目の前で上司に電話をかけて料金を安くするよう直談判する小芝居を見せられたり、中には、無駄話などで1時間以上居座って帰ろうとしない業者もあるようです。

私も「当社は引越し作業の品質向上のために研修を実施していて……」とか長々と営業トークを聞かされてしまいました。見積もりを取るときは、金額の提示をさくっと求めてしまいましょう。
荷物の量が多くなかったり、高額な荷物がない、引越し距離が長くないなどの場合は、大手引越し業者以外の中小や個人の引越し業者を選択肢の中に含めると、より引っ越し料金を安くできます。
中小の引越し業者であっても、大手引越し業者で勤務経験があったり、現在進行形で大手引越し業者の下請けをしている業者も多いため、引越しの品質は大手と大きく変わりません。
口コミやレビューをチェックすることで安心して、大手引越し業者よりも格安で引越しを頼むことができます。
一括見積サイトやくらしのマーケットなどのサービスを活用することで、簡単に10万円以上も引越し料金を安く済ませることができる場合もあるようです。
今回だけの引越しだと面倒くさがらずに、相見積もりで相場を知り、かしこく、安く引越しを済ませることで、
仮に、10万円削減できれば教育費や住宅ローンの返済に充当可能です。
引越しは大変ですが、新生活の始まりでもあります。
大切なのは、無理せず、かしこく、家族全員が笑顔で新居での生活を迎えられるように準備を進めること。
一括見積もりや口コミ比較など、できることから始めて、理想の引っ越しを叶えましょう!
おすすめポイント | 理由 |
---|---|
一括見積もりサイト | 最安値が見つかる。比較の手間が省ける |
くらしのマーケット | 口コミや顔が見れて、小回りの利くサービス |
繁忙期・土日を避ける | 繁忙期は2倍以上の相場になることも |
梱包や不用品処分は自分で | オプション費用をカット |
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